フォルムをフェアウェイウッド型にチェンジ
「PARADYM」のユーティリティシリーズでは、前作のROGUE STシリーズまで続いていた、トウが高く、アイアン型ユーティリティのような形状から、シャローでフェース下部の輪郭やヘッド後部のシェイプに丸みがあるフェアウェイウッドに近いフォルムへと変更されました。ツアーでも好まれている形状であり、プレーヤーには、ボールの拾いやすさやターゲットに対しての構えやすい感覚を与えます。なお、ボディはステンレスの一体成型となっています。
カットウェーブソールで抜群の抜けの良さ
またヘッドの後方部の形状にも、新形状が導入されました。2つの大きな溝が波のような形状で入れられたカットウェーブソールです。ユーティリティはフェアウェイだけでなく、さまざまなライで打つことが想定されますが、どんな厳しい状況の場所であっても抜群の抜けの良さを発揮。ボールは、しっかりとターゲットに向かって飛んでいきます。
タングステン・スピードカートリッジを新搭載
ヘッド全体のフォルムをフェアウェイウッドに似たものへと変化させたことで、重量配分やフェース周りのテクノロジーにも、フェアウェイウッドに近い哲学を取り入れています。まず、ソールのフェースに近い位置にタングステン・スピードカートリッジを搭載。ヘッド形状に合わせた理想的な重心位置を実現しており、高い打ち出し角、適切なスピン量、ボールスピードの向上をもたらします。
AI FLASHフェース、JAILBREAKテクノロジーも刷新
フェース関連のテクノロジーでは、AI FLASHフェース、JAILBREAKテクノロジーも新しくなっています。AI FLASHフェースは、飛びの3要素に加え、着弾地点のブレ、範囲を小さくすることも考慮した新たなアルゴリズムによって、AIが設計開発。これまでラフからのショット時にあった、フェース上側でのヒットによる飛距離の不安定さにもしっかり対応しています。JAILBREAKテクノロジーも、AIによってヘッド形状に合わせたものが新たに設計され、フェアウェイウッドと同様のコウモリの羽のような形状になりました。フェースカップの際までしっかりたわませることができ、高強度の455スチールを採用したフェースカップ、AI FLASHフェースとともに、ブレの少ない大きな飛びを安定してもたらします。なお、「PARADYMユーティリティ」ではアジャスタブルホーゼルを採用しているため、JAILBREAKテクノロジーはトウ側にのみ設置されています。
アジャスタブルホーゼルでアイアンのロフト設定に対応
シリーズでは3つのモデルをラインアップしていますが、そのなかでも「PARADYMユーティリティ」は、幅広い層に対応するスタンダードモデルとなります。番手は、18度、21度、24度、27度の4種類を用意していますが、すべてにおいてアジャスタブルホーゼルも搭載しています。昨今、アイアンにおいて、さまざまなパターンのロフト設定が存在するようになっており、プレーヤーそれぞれで、アイアンのロフトフローに合わせられるようにすることを目的としたものです。
※シャフトスペック値は、メーカー(N.S.PRO 850GH neo=日本シャフト株式会社)の公表値になります。
専用ヘッドカバー付:(5522644) HC CG OO PARADYM HY
専用トルクレンチは別売になります。
仕様、価格は予告なく一部変更する場合がございますのでご了承ください。カタログで表示する数値は設計値です。実測値が設計値と若干異なる場合がありますのでご了承ください。インチ・ミリ換算は、1インチ=約25.4mmです。
発売日:2023年2月24日